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燃料添加剤にはどんな種類がある?役割と選び方の基本

燃料添加剤は、清浄性だけでなく潤滑性、セタン価、低温流動性、腐食防止など目的ごとに役割が異なります。欧州の添加剤技術団体ATCの資料を基に、ガソリン・ディーゼル添加剤の基本と選び方を整理します。

燃料添加剤の種類と役割を解説する記事のメイン画像

燃料添加剤というと「燃料系を洗浄するもの」という印象が強いかもしれません。しかし実際には、燃料やエンジンが抱える課題に合わせ、さまざまな役割の添加剤が使われています。

欧州の添加剤技術団体ATCは、燃料添加剤を「通常1%未満の濃度で燃料に加え、望ましい性質を付与・向上させたり、望ましくない性質を抑えたりする化学物質または製剤」と説明しています。

ガソリン用添加剤の主な役割

ATCの資料では、ガソリン用添加剤として、デポジットコントロール剤、摩擦調整剤、腐食防止剤、酸化防止剤、金属不活性化剤などが紹介されています。

このうちデポジットコントロール剤は、燃料系や吸気系に付着する堆積物への対応を目的とするものです。一方、腐食防止や燃料の安定性維持など、洗浄とは異なる目的の添加剤もあります。

ディーゼル用添加剤の主な役割

ディーゼル燃料では、デポジットコントロール剤に加え、セタン価向上剤、低温流動性向上剤、潤滑性向上剤、消泡剤、安定性向上剤などが挙げられます。

例えば低温流動性向上剤は寒冷時の燃料特性に関係し、潤滑性向上剤は燃料系部品の潤滑を補う目的で使われます。同じ「ディーゼル添加剤」でも、解決したい課題によって選ぶべき機能が異なります。

性能だけでなく「悪影響がないこと」も重要

ATCは、ある課題を解決するための添加剤が別の問題を生じさせないよう、実験室試験やエンジン試験による「no-harm(悪影響を与えないこと)」の確認が重要だとしています。

添加剤を選ぶ際は、用途、対象燃料、使用量、車両や機器との適合を確認し、製品の使用方法を守ることが基本です。異なる添加剤を自己判断で混合したり、指定量を超えて使用したりすることは避けましょう。

BG Products Japanでの製品選び

BG Products Japanでは、ガソリン燃料システム向けの44K(BG208)や、ディーゼル燃料向けのDFCプラスHP(BG23232)などを掲載しています。

製品名だけで判断せず、ガソリン・ディーゼルの別、車両の状態、解決したい症状を確認して選ぶことが大切です。不明な場合は、車種や使用状況を添えてBG Products Japanへお問い合わせください。

編集部の見方

燃料添加剤を分かりやすく選ぶには、「何に効くか」だけでなく「どの燃料・車両・症状を対象としているか」をセットで示すことが重要です。今後の記事でも、清浄、潤滑、燃料安定性などの機能を分けて紹介していきます。

出典

  • 出典元:ATC(Technical Committee of Petroleum Additive Manufacturers in Europe)
  • 資料名:Fuel Additives: Use and Benefits(ATC Document 113)
  • 公開日:2020年6月
  • URL:ATC公式資料
  • BG Products Japan確認日:2026年8月23日